今大きな問題となっているのが｢空き家｣。なんでも日本全体の13.5％が空き家だそうです。この数字を多いか少ないかと考えますと・・どうなんでしょう。全体の１割強か。そんなにたいしたことなさそうに思えますが、要は平均なんです。これが大きな問題で、例えばこれは世帯平均年収とよく似ていて、全く当てにならないと考えています。今世帯平均年収は約537万円なんですってね。この数字をみて当てはまる人は少ないんじゃないでしょうか？・・・平均のくせに！！ この平均というのがくせもので、なんでも日本の約2割の方が富裕層らしいです。この2割が要は平均を押し上げているわけで、結果全く当てはまらない数字が出てるんですよね。話がずれましたが、空家率もよく似ているんじゃないかと。

１の跡継ぎがいないの問題なんですが、これは同居の問題がありそうです。インターネットでも｢同居｣で調べてみると、とんでもなく出てきます。嫁姑問題やら、介護の問題などなど。当然同居していいこともあるだろうし、仲良くされている方も居られるでしょうが割合としてはほとんどが悩める問題なんでしょう。この解決策は・・まあ、出ないでしょうね。個人の問題ですから。 では次。２の建替えまたは移り住んだの問題ですが、これは固定資産税の問題があると思われます。住宅を壊して更地にすると固定資産税がなんとびっくり上がってしますんですよね。どうせ払う（取られる）のであれば安いほうがいいのでほったらかしになる。という構図が見えてきます。 ちなみに住宅が古くなっても固定資産税が変わらないということがあります。詳しくはhttp://www.tax.metro.tokyo.jp/shitsumon/tozei/index_o.htm#o10で見て下さい。 では最後の３ですが、実例をひとつ。とある造成地で、約200戸の造成地がほぼ完売したみたいですが、しばらくたってから聞くと3割が空き家になっていたようです。ローンが払えず泣く泣く売りに出されたようですが、3割も！６０軒は空き家なんですね。要は古かろうが新しかろうが、様々な原因で空き家になっているのが現状のようです。

なんだか今回の空き家の問題に関しては、考えれば考えるほど、調べれば調べるほど、なるべくしてなったような問題なのかなと。人口の減少や経済の問題、はたまた税制など国が絡んだものが大きな要因かもしれません。とは言っても何らかの対策を取らなければ、今後どんどん空き家は増えてきそうです。しかしながら跡継ぎやローンの問題は個人間の問題ですが、固定資産税の問題は根本的に税制上の法律の問題が変わらなければ劇的に変わらないでしょうね。これは女性の社会進出のことにも同じことが言えるんではないでしょうか？女性が社会に出ることは大いに結構なことですが、その前に社会に出やすい体制をととえない限り（要は育児の問題ですね）変わらないでしょう。 今回はなんだか締まりがないような終わりだなぁ～と思いましたが、よく考えてみると空き家の問題自体がそんな感じなのかなと。だって自分に関係なければ、ふ～ん。で終わってしまいそうですしね。現に困っているのは国や自治体でしょうから。（税金の関係）