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2012/12/21
前回はシロアリの被害の恐ろしさを見て行きました。今回はどのように対策、予防するのか見ていきます。
前回も少し触れましたが、シロアリの被害の判断材料として、「蟻道」(ギドウ)というものがあります。この画像で木に白いスジがあるのがおわかりでしょうか?これが蟻道です。ここをシロアリが通ったという証拠です。シロアリは下から(地面)上にあがりますので、上部の木に蟻道があればほぼ下の木部はシロアリの被害にあったと考えられます。
少し話が反れますが、シロアリの被害が多い、少ない木材はあるのでしょうか?地松(日本の松)や杉のシラタ(辺材、外側の木部分)ヒノキなどシロアリ被害を多く見かけましたが、一概にどのような木でもシロアリに強い、弱いは無さそうです。要は木部の環境にあります。換気、通風が弱い場所、地面(土)に直接木部が触れている場所、また湿気、水気がある場所にある木というのはシロアリの被害が多いようです。
シロアリ被害にあった木の対処は、交換ということしか対応は出来ません。人間で言う「ガン」です。ただ木部を交換だけではなく、土間をコンクリート打ちに変えたり、土壌改良したり、防蟻処理を行ったりする必要があります。要はいかに早く被害を発見し、早く対処するといったことが重要ですね。この画像は予算の関係もあり、全面土間打ちは行わず、束部分に新たに切石を設置し、なおかつ土壌改良、防蟻処理を行いました。少し木が濡れているのがわかりますかね?防蟻処理を行った後です。
また予算によって、土壌改良後、土間を打つ方法もあります。但しいくら土間を打ったり、防蟻処理を行なっても、その後の換気、通風などを考慮しなければ、またシロアリの被害が起こる可能性はあります。シロアリはいつ、どこで発生するのかはわかりません。20年何ともなかった住宅でも、突然シロアリが出てきたというのを耳にします。要は家の手入れをこまめに行い、少しの変化にも気付き対応することが大事ですね。
シロアリの対策の一つに土台パッキンを使用するというのがあります。各メーカーから基礎パッキンは出ていますが、シロアリの被害に合えば保証する、といったものもあるようです。最近の新築では基礎パッキンは当たり前のように使用しますし、基礎もベタ基礎ですんで、新築に限りそこまで心配は無いのかと思います。
当社がお勧めする「エアサイクル工法」ですが、このエアサイクル工法が出来てから約30年間、シロアリの被害はないと聞いています。(詳しくは当社HPのエアサイクルをクリックして下さいね!)やはり風が回る、通風することによって木部が乾燥し、シロアリの適合しない環境になっているんだと思います。人と家に対して素晴らしい性能を持っており、お客様に自身を持って進められる物であると思っています。興味のある方は是非「エアサイクル」で!!
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