弊社は言わずもがな、「エアサイクルホームシステム」という工法を採用した住宅を手掛けております。そのエアサイクルに使われる断熱はフクビ化学工業様から提供を受けているわけでありまして。で、ですね。今回本社まで出向いた理由は、昭和59年（！！）にエアサイクルを使用した実験棟がここ福井県フクビ化学工業本社の一角に建ちました。そして33年の年月を経て、その一棟をまるごとリノベーションが行われたそうで、その完成お披露目会に向かったのであります。まさにビフォーアフター！弊社がエアサイクルの工法を取り入れたのは5年前。しか～し！エアサイクルが世に出たのは30年以上も前。住宅の30年と言えばそろそろ改修や修繕、リノベーションや建て替えを検討する時期ではないでしょうか。構造躯体や外観はどんな風になって生まれ変わったのか？以前の壁や土間の湿気は？などなど実際に目で見れると言うことで興味津々でやって来ました！

と、専門用語を並べてみてもまったくチンぷんカンプンですね。失礼致しました。要はあったかい、いやあったか～～～い家（夏涼しい）ということです。ありがたいことに壁が一部スケルトンになってまして、外張り断熱のエアサイクルが丸見えでございます。

また床下にはルームエアコンがあり、床下空間を暖めております。ただ単に設置してあるのではなくどんな感じに風が通る通風計画があったり、また当然基礎はコラムベース（ドカンみたいなヤツ）であったり、基礎断熱であったりと隅々まで考えられたものになっているようですね～

バルコニーの図。これもリウッドデッキといって人工木材なので腐朽の心配も無し。というか外観にマッチして機能性だけじゃないんですよね。おいおい、だれだよ。これ設計したの。ってはい、設計はイン・ハウス建築計画代表、中西ヒロツグ先生、施工は福井のみどり建設さん。なんかふらっと入った和食屋がびっくりするほどうまくて、「ここの店主やるな！」と思っていたら監修「道場六三郎」って書いてて「ああ・・。そらそうやな。」ってなった感じでしょうか。まあ道場六三郎さん監修のお店に行ったことも食べたこともないんですが。

対面式のキッチンや、

和室コーナーや、

今回こういったエアサイクルの実験棟を見て、エアサイクルのよさを再認識しましたね。いい家というのはどんな家なのか、勿論値段もデザインもありますが、やはり住み心地。デザインや使い勝手なんてのは人それぞれですけど、快適に暮らしたいというのは皆様同じです。エアサイクルを使うことで長年にもわたり木造住宅を安心して使えるといった点では他のどんな断熱材よりも安心して暮らせることが出来る、ということがこの実験棟で立証できたのではないでしょうか。最後にフクビ科学工業様、イン・ハウス建築計画代表中西氏、他関係者の方々、ありがとうございました～！