エアサイクルの家 J様邸 地盤改良その２
2013/07/27
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地盤改良工事も順調に進んでます！そうそう、今回は新築だけではなく増改築も請け負っておりますのでそこにも触れていきます。
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今回の土質は粘土質でした。また琵琶湖も近くにあり、３Mくらい掘ると水が出て来ました。そういったこと問題も、「HySPEED工法」の天然砕石パイルを使用することで安心ですね！
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地盤改良完成の図。碁盤の目に改良を行います。これでひとまず地盤は安心です！
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少し話を戻します。今回は冒頭でも触れたように、本堂の増築工事も請け負いました。写真は現況図。ここにトイレとキッチンを作る予定です。
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はい！壁をめくりました。‥ってブルーシートが被ってるので何もわかりませんね。ここで少し建築基準法の話を。建築とは、新築・増築・改築・移転のことを指します。建物を建築するにあたり、必ず建築確認を申請しなければなりません。建築確認とは、建築基準法に基づき、建築物などの建築計画が建築基準法令や建築基準関係規定に適合しているかどうかを着工前に審査する行政行為のことであります。要は説明書通りに正しく設計してますか？という確認書類のことなんです。これを行政に申請するのに当たり、費用も時間もかかります。
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この建築確認に適応する建築基準法には様々な法律があり、それに全てクリアしなければならないことになっています。何年か前、「耐震強度構造計算書偽装事件」の事件がありました。この事件から建築の申請に対してかなり厳しくなりましたね。一時は１級建築士全てに再試験などいう提案もあったようです。（これにはみんなが大反対で結局はなくなりましたが）その代わりと言っちゃなんですが、第三者機関を設けて何重にもチェックを行う、といった構成ができて今に至っています。
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じゃあこの増築にも新たに建築確認が必要なの？と思いきや、１０㎡以下の増築には建築確認が不要となっているんです。１０㎡というと約３坪くらい。畳に直すと６畳間くらいの大きさです。ちなみに１０㎡を超え建築確認が必要となった増築の場合、既存の建物に対しても現在の建築基準法が適用されなければならない時があります。その場合はとんでもなく大変な工事になります。（！！）当然昔の建物は今の耐震基準に全く適合しておらず、一から耐震構造を行わなければなりません。とまあ今回は１０㎡を超えないように計算したので全くもって問題ではないのですが。
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昔は基礎と土台を連結せず束石の上に乗っている状態ですね。一見危なさそうに見えますが、地震の揺れを防ぐ造りと言うよりは、揺れを受け流す造りなんじゃないかぁ？だって何十年、何百年ももっているんだもの。なんだか詩集みたいになりましたが。伝統工法は昔、先人の知恵ですね。何でもかんでも今の法律に合わせることが正しいとは限らないと思いますね。しかも風が通ることによって湿気を防ぐ役目もあります。
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