地盤改良工事~HySPEED 天然砕石パイル工法~
2012/10/25
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前回の地盤改良工事でもうちょっと詳しくお教えします。 3月11日に起きた大震災はまだみなさんの記憶に新しいと思います。原発の問題や、被災地の復興の遅れなど色々な問題がまだまだ解決してません。その中の一つに「液状化」と言う問題があります。今回の震災で初めて耳にされた方も居られたのではないでしょうか?では「液状化」とは一体何なんでしょうか。簡単に言うと、 「砂など緩く積もった地盤で砂の粒子の間に水がある状態、すなわち軟弱地盤と呼ばれるものが地震の発生による振動で水分と砂が分離し、地表で噴砂が起こる状態」です。 これにより地盤が沈下し家が傾いたり沈んだりする恐れがあり、地震で建物は大丈夫であっても、地盤(地面)が原因で家がダメになることもあるんです。 地盤改良と一言で言っても色々な改良方法があります。セメント柱状杭、鋼管杭などなど。建物を支持する、と言った点では同じですがHySPEED 天然砕石パイル工法は他の工法と大きく違うメリットがたくさんあります。それは、 1,液状化の阻止。 2,地震による衝撃(せん断力)の緩和。 3,六価クロム対策等の無公害工法。 4,産廃費用が発生しない。(土地の評価額の変動がない) 5,CO2の削減による環境対策。 大きく上げるとこの5点なんです。 今回は「1,液状化の阻止」についてお話したいと思います。液状化は地震の振動により、地層が砂と水に別れますが、砕石パイル(支持杭)自体の隙間が水を通しやすいため、水圧をうまく吸収して液状化を未然に防ぐ効果があるんです。砕石パイルを碁盤上に何本も打つことによってパイルと地盤とで複合的に家を支え、地震が起きても液状化は発生せず地盤も安定するというわけなんです。また砕石パイルは大雨にも威力を発揮します。砕石パイル(支持杭)自体の隙間が水を通すと言うことは、大雨の時に地面や屋根に降った雨を地盤に浸透させることができます。雨水を地盤に浸透させると、川へ流れる雨水を抑制することができるので、洪水を防ぐ効果もあるんです。またパイルが自然素材なのでセメント等による水質悪化の心配もありません。環境を考慮し、なおかつ安全、安心な工法のひとつなんです。 少々長くなりましたが、まだ他のメリットも説明します。それはまた次の機会に!
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