近江八幡市　M様邸｜施工事例滋賀の木造住宅・ガレージハウス【創業40年楢崎住宅】

近江八幡市　M様邸

完成日：2013/03/15

エアサイクルシステムと言う断熱と通気を兼ね備えた木造新築住宅です。高気密・高断熱は勿論のこと、シロアリの対策、通風による木部の調湿作用など自然エネルギーを利用した人にも家にも環境にも優しい住宅が出来上がりました。

以前の住宅も木造軸組のしっかりとした家でしたが、各居室への段差や、夏暑く、冬寒いといった昔の住宅によくある悩みをお持ちで今回の建替に伴い「エアサイクルシステム」の搭載を検討されました。
解体作業風景です。今回は建替で以前からご使用されている門柱を再利用します。使えるものは使う、またこれをまた使いたい、という施主様のご希望に沿って工事を進めて行きます。
新築を建てられるに当たり、必ず地盤調査を行います。今回は改良工事の必要はありませんでした。が施主様のご希望により改良工事を行いました。更に強固な地盤が出来上がります。改良工事に関しては「HySPEED工法」と呼ばれる天然砕石パイル工法と呼ばれる改良工事を行なっています。液状化現象の対策や六価クロムの問題にも対応している工法です。
エアサイクルシステム専用の屋根の断熱材です。
外壁部分に使用する断熱材。外張り断熱は他でもよく見かけますが、エアサイクルシステムに使用する断熱材には空気が通る溝があるのが特長です。
空気の動きも温めれば上昇するといった性質を利用してこの溝に空気が通ります。通風により壁体温度を抑えたり、木部に空気が直接触れることで、木材が最適な環境を保持することが可能です。詳しくは「エアサイクル」で！
基礎の内部にも断熱材を施工。家全体を断熱しています。
基礎の換気口は専用の換気口を取り付けます。
この基礎換気口はサーモセンサーが搭載しており、外気温１３℃以下は閉じ、２８℃で全開になります。冬は閉じて夏は開く仕組みです。
夏場の暖められ上昇した、空気の排熱の為の専用ダンパーが小屋裏の胸部分に付きます。小屋裏の面積によって、胸部分以外に妻部分にもダンパーを取り付けています。このダンパーはスイッチひとつで開閉します。当然寒い時期はダンパーを閉めて頂きます。
これが棟・妻の換気ダンパーの開閉スイッチです。